新米エンジニアのとたとた旅日記

旅をしたい‼︎身近なところからコストを少なめにいろんな所に旅していきます。 色々と変わったこともしております。

毛布が手放せない(=ブランケット症候群)からの脱却

お題「捨てられないもの」

 

私には幼稚園の時に祖母に買ってもらった大事な毛布があります。

小さい時からその毛布の肌触りがよく、寝る時は常にその毛布と一緒に寝ていました。

しかし、徐々にその毛布があると安心というよりないと落ち着かないという状態に陥っていることに気づくことが出来ませんでした。

 

時が経って15年後、当時大学生になった私はその毛布を未だに手放せずにいました。

既にその毛布はボロボロになっていて、元の原型のままではなくなっておりませんでした。ところどころ破れており、昔の肌触りもなくなっておりました。

それでも私はその毛布を手放すことが出来ませんでした。不安になった時にその毛布を触ることで落ち着くことが出来て、なければ心がざわざわしてしまうのです。

 

祖母はこのままでは毛布を経由して健康を害するのではないかと危惧していました。

そこで祖母が考えたのが、毛布をいらなくなった枕シーツの中に入れ、毛布の代わりに枕シーツをそばにおいておくことです。

そうすることで、毛布は触ることが難しくなったけれど、その毛布を入れた枕シーツを持っていることで毛布がそばにある安心感はそのままになるのではという仮説を立てたのです。

 

実際してみると、とても良い効果を得られました。

最初のうちは枕シーツを取り出して毛布を触る時がありましたが、徐々に枕シーツ=毛布のことを気に掛けなくなったのです。半年後、毛布を触ることがなくなり、枕シーツもそこまで気に掛けなくなりました。

 

後で振り返ってみると、毛布という安心感を徐々に手放す方法がよかったのだと思います。毛布=安心感だった私は子供の頃から寂しい時や寝れない時はその毛布に安心感を得ていました。いきなり手放そうとすると返ってストレスを抱えてしまいます。

そこで、徐々に物理的に離していくこと、そして心理的にもストレスを抱えず他に夢中になれるものを見つける環境を維持すること。

その2点が大事だったのかなと思いました。

 

大切にしていた毛布は今も枕シーツの中に入れて別場所にありますが、飾りとしておいている感じです。

今は基本定期的に断捨離をしてミニマリストな私ですが、その毛布はずっと飾っていることに逆に特別な感じはします。(使用していないですが)

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