「そして、バトンは渡された」を読んだ感想
#こめの読書
「そして、バトンは渡された」を読了。
※出来るだけ避けていますが少しネタバレ含んでいるかもしれないです。
知り合いに勧められ購入。思いのほか面白くて3日で読み終わりました。
主人公の性格に正直惚れました。
私だったら主人公の人生考えるともっと性格ねじ曲がってしまうか病んでしまう。
両親の離婚って個人的に結構闇を抱える感じになるものだと思っていたので、主人公はさっぱりしているなと思いました。逆を言うとそうならざるを得ない人生でもあったのですが…。
前半は主人公の生い立ちを追いつつ、今の主人公の生活を並行しており流れを追いやすかったです。主人公の幼少期やこれまでの環境の変化が、今の主人公の考え方や立ち振る舞いに変わっていったのだなと感じました。
前半は比較的のんびり読み進めました。
後半は「実はこうでした」の連発。この人はこの時どう思っていたのかなと前半を読み直しました。
そう思うとちょっと謎解きの要素も含まれているかも。謎解きというより人間の心情を解き明かすみたいな感じ。それも悲しいとかではなく最終的に心温まるので読み終えた時に気持ちがぽかぽかします。
勧めてくれた知り合いに感謝です。